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為替リスクを投資の初心者にわかりやすく解説!基礎知識からリスクへの対処法までを学ぶ

為替リスク

世の中には多くの為替を利用した投資商品があります。

もちろんこれらの投資商品で利益を出すことはできますが、常に相場の変化によるリスクが伴います。

為替で投資を行なっている方は、このリスクにより大きく損をしてしまう可能性があるのです。

そのため、為替リスクをきちんと理解する必要があります。

この記事では、為替での投資で失敗しないために、為替リスクの「基礎知識」から「リスクへの対処法」までをわかりやすく解説します。

  • 為替投資の初心者の方
  • 為替リスクについて知りたい方

このような方はぜひご覧ください。

為替投資で損失を出さないためにも、為替リスクに備えて正しく投資を行なっていきましょう。

為替リスクとは

為替リスクとは

為替の影響を受ける投資商品は、常にリスクが伴います。

この章では、そんな為替リスクとは何かについて解説します。

為替相場の変動によりリスクが生まれる

為替リスクとは、為替相場が変動することにより、外貨建ての資産が減少してしまうリスクのことを指します。

外国為替市場において日本の「円」と「外貨」の交換等によりこうしたリスクが生じます。

例えば、米ドルであれば「1ドル=120円」のときに円を1ドルに替えて、「1ドル=100円」のときに1ドルを円に替えると「-20円」の為替差損が発生してしまいます。

1ドルであれば「-20円」の損失ですぎますが、10ドル、100ドルと交換する金額を増やしていくごとに損失は大きくなります。

この為替相場が変動することにより、予期せぬ損失を被る可能性が為替リスクとなるのです。

為替リスクによる弊害

為替リスクは輸出入を行なっている企業の収益に大きく影響してきます。

例えば、世界中に自動車を販売しているトヨタ自動車を考えます。

トヨタ自動車は多くの自動車を海外に輸出しており、米国であれば「米ドル」で自動車を買ってもらいます。

しかし、トヨタ自動車は日本国内の従業員に給与等を支払う必要があります。

そうした理由から「米ドル」を「日本円」に交換しなければいけないため、為替リスクが収益に大きく影響してしまうのです。

為替相場の変動によっては利益にすることができるかもしれませんが、大きな損失となってしまうこともあります。

そのため、トヨタ自動車のような輸出入を行なっている企業は為替リスクに常に備えて営業を行なっています。

このことは、為替を利用した投資商品でも同じことが言えます。

為替による投資を行う方は、こうした為替リスクに対して備えを万全に整えて対応をしなければいけません。

為替リスクが伴う投資商品

為替リスクが伴う投資商品

為替リスクが伴う投資商品はさまざまな種類があります。

為替リスクが生まれる理由は、日本円から外貨に交換する必要がある投資商品だからです。

この章では、為替リスクが生じる投資商品をご紹介しますので、これらの商品に投資をする際は十分に注意して行うようにしてください。

外貨普通預金

外貨普通預金とは、日本円ではなく外国の通貨で預金することです。

海外では日本より金利が高いことや、為替相場が上昇することにより利益を上げることができます。

 

FX(外国為替証拠金取引)

FX(外国為替証拠金取引)とは、異なる通貨を交換した際の為替差益で利益を出す投資商品です。

外貨普通預金と似ていますが、レバレッジをかけることにより自分の資産以上に投資できることが特徴です。

スワップ金利や、為替相場の変動で利益を出すことができます。

スワップ金利(スワップポイント)・・・2つの通貨の金利差を証券会社からもらうことができます。金利の低い通貨から高い通貨に交換したときは利益となりますが、金利の高い通貨から低い通貨に交換したときは損失となってしまいます。

 

外国債券

債券とは、国や地方公共団体、民間の企業が資金の調達を目的に発行する借用証書のようなものです。

外国債券とは、日本国内ではなく海外の債券を購入することです。

この外国債券に投資をすることで、利子や市場価格の変動、為替相場の変動で利益を上げることができます。

 

外国株式

外国株式とは、海外の企業等が発行する株式のことです。

配当や市場価格の変動、為替相場の変動で利益を上げることができます。

 

外国の投資信託(外貨MMFなど)

投資信託とは、投資家から集めたお金で、運用のプロ(ファンドマネージャー)に株や債券等を運用してもらう投資商品です。

外国債券、外国株式をメインにやっている場合は、為替相場の変動が大きく影響します。

 

為替リスクへの対処法

為替相場の変動が影響する金融商品に投資を行なっている方は、為替リスクに対してただ指をくわえて待っている必要はありません。

実は為替リスクに対する回避するための方法(リスクヘッジ)がいくつか存在しています。

この章では、そんな為替リスクに対する対処法をご紹介します。

 

為替予約

為替予約とは、将来の一定の期間で決済日を定めて、あらかじめ為替レートを固定する方法です。

為替予約により、将来の為替相場が大きく変動をしても、為替レートが固定されているため影響を受けることがありません。

例えば、3ヶ月後の期日で「1ドル=100円」と為替予約したとします。

しかし、3ヶ月後に「1ドル=120円」と為替相場が変動したとします。

その場合でも「1ドル=100円」で通貨を交換することができるのです。

 

通貨オプション

通貨オプションは、為替予約と同じように、あらかじめ為替レートを固定する方法です。

しかし、為替予約では決められた期日でしか決済ができませんでしたが、通貨オプションでは自由にキャンセルができます。

このため、通貨オプションを行うことで不利な状況になることがわかっていれば、キャンセルを行い回避することができます。

ただし、プレミアムという対価を支払わなければならないので、為替予約より手数料がかかってしまう可能性があります。

 

「為替ヘッジあり」の投資信託

海外の金融商品を取り扱っている投資信託では、「為替ヘッジあり」「為替ヘッジなし」を選ぶことができます。

「為替ヘッジあり」を選ぶと、運用のプロができるだけ為替リスクを抑えるように投資家の資産を運用します。

ただし、「為替ヘッジなし」と比べるとヘッジコストがかかるため、手数料が多くかかってしまいます。

 

FXを利用した為替ヘッジ

FXを利用して外国株式や、外国債券の為替リスクを抑えることができます。

少し難しいので、例によって説明します。

FXを利用しない場合の損益

【株式購入時】

米国株式:1,000株(1株:1,000円)、為替レート:1ドル=100円

・購入金額:1,000株 × 1,000円 = 1,000,000円

 

【株式売却時】

米国株式:1,000株(1株:1,200円)、為替レート:1ドル=80円

・売却金額:1,000株 × 1,200円 ×80%(為替差損)= 960,000円

 

FXをヘッジとして利用しない場合は、米国株式が上昇しているにも関わらず、4万円の損失となってしまいます。

 

FXを利用した場合の損益

【株式購入時】

米国株式:1,000株(1株:1,000円)、為替レート:1ドル=100円

・購入金額:1,000株 × 1,000円 = 1,000,000円

FXによるヘッジ:1,000,000円 ÷ 100円 = 10,000米ドル 売立取引

 

【株式売却時】

米国株式:1,000株(1株:1,200円)、為替レート:1ドル=80円

・売却金額:1,000株 × 1,200円 ×80%(為替差損)= 960,000円

FXによるヘッジ:1,000,000円 ÷ 100円 = 10,000米ドル 売立取引

・10,000米ドル ×(100円-80円)= 200,000円

米国株式、FXによるヘッジの合計

・960,000円 + 200,000円 = 1,160,000円

 

FXをヘッジとして利用した場合は、16万円の利益となります。

 

このように、FXを利用することで為替リスクを抑えることができるのです。

為替投資を行うときはリスクを考えるべし!

為替投資を行うときはリスクを考えるべし!

為替の影響がある金融商品への投資は、必ず為替リスクがついて回ります。

投資を行う方は、必ず為替リスクを理解した上で行わないと予期せぬ損失に見舞われるかもしれません。

そのためには、為替リスクの対処法(リスクヘッジ)をきちんと考えて行う必要があります。

ただし、為替リスクの対処法はリスクを極力減らすことはできますが万全ではありません。

そうしたことも理解してしっかりと準備を行ってから投資を行なってください。